映画『100年ごはん』〜観て、食べて、語る上映会を開催します!

食に関わるお仕事をする中で、私には常に「子どもたちの世代に日本の豊かな食文化を伝えていきたい」という想いがありました。そしてこの度、さまざまなご縁が繋がって、願ってもないイベントを主催させていただくことになりました!
【映画『100年ごはん』観て、食べて、語る上映会】です。

この映画との出会いは10年前。大分県臼杵市で子どもたちの健やかな成長を願い、全国でも前例のない野菜作りに挑戦する人々の姿に強く心打たれました。大分県臼杵市は私の両親の出身地で、幼少期は夏休みも冬休みも過ごしていた処。スクリーンの中に広がる懐かしい風景に「いつか上映会をしたい!」とずっと願っていました。

監督を務めた大林千茱萸さんは、映画家に加えて、料理家、西洋食作法講師、ホットサンド倶楽部主幹としても活躍されています。お世話になっている方々とのご縁で千茱萸さんにつながりました。
会場には、長年お料理教室に通っていた小金井市の三光院・十月堂をお借りすることになりました。境内は自然に満ちていて、四季折々の景色を窓からも楽しめます。

この映画の大きな特徴の一つは、大林監督自ら映画と共に赴いて行われる「映画+食事+トークセッション」というユニークな上映スタイルです。映画を観たあとは、皆さんで食事をして、感想を語り合います。
大林監督とのトークセッションでは、京都の由緒ある尼門跡寺院の流れをくむ竹之御所流精進料理の継承者、西井香春さんにもお話を伺います。西井先生は長年お料理を習ってきた尊敬する先生です。
映画鑑賞後のお食事は、西井先生特製のけんちん汁ほか3品の精進料理を召し上がっていただきます。

10年越しの願いが思わぬご縁で叶い、今からドキドキしています。
会場の都合上、各回限定30名様のみとなりますので、ご興味のある方は、ぜひお早めにお申し込みください。 皆様のご参加をお待ちしております。
開催概要
日 時:2025年11月8日(土)
午前の部:10:00〜 / 午後の部:13:30〜
会 場:三光院 十月堂
住 所:東京都小金井市本町3-1-36
アクセス:JR中央線 武蔵小金井駅より徒歩15分
定 員:各回30名(先着順)
参加費:5,000円(税込)
お申込み方法
メールに以下の3点を明記の上、shojin.ryouri@gmail.com 宛にお申し込みください。
1)参加ご希望の回(午前・午後)
2)お名前
3)お電話番号(当日のご連絡先)
折返し、参加費のお振込先をご連絡いたします。
参加費のお振込の確認をもって、正式な受付完了とさせていただきます。
(振込手数料はご負担ください)
※お振込確認順での受付(先着順)となります。
※shojin.ryouri@gmail.comからのメールが受信できるようにしておいてください。
※お振込後のキャンセルの場合、参加費のご返金はできかねますので、ご了承ください。
※もし受付完了後にご都合がつかなくなってしまった場合は、ぜひ代理の方をご紹介ください。ご用意した食材を無駄にしないために、ご理解・ご協力いただけますと幸いです。
※お申し込み後3日経過しても返信メールが届かない場合は、03-3471-0719まで電話またはFAXにてご連絡ください。
100年ご飯STORY

無化学合成農薬・無化学肥料の野菜作りを推進する大分県臼杵市は、2010 年に、草木8割、豚糞2割を主原料とした堆肥を製造する「臼杵市土づくりセンター」を開設。慣行農業から有機農業に転換する生産者や、あたらしく農業をはじめる市民が現れる。そしてマーケットの現状は? 消費者は?――。将来的にはこどもたちの給食を臼杵の野菜でまかないたい。全国でもはじめての試みに試行錯誤しながらも、臼杵市と市民たちが前へ向かってゆく姿をとおし、現代の「食」にとって何がほんとうに大切かを考える 、“ワタシ”から“アナタ”へ宛てたメッセージ。

⼤林 千茱萸(映画家・料理家・⻄洋⾷作法講師・ホットサンド倶楽部主幹)

東京⽣まれ。11 歳で書いた原案『HOUSE』(77)が映画化。以降、世界各地で映画と⾷を結ぶ。監督作品『100年ごはん』(13)は『映画を観て+同じ釜の飯を⾷べ+語り合う』スタイルで世界各国を巡回中。
「昭和天皇の料理番」渡辺誠⽒に師事し、テーブルマナー(国際儀礼)教室主宰。
部員8千⼈の【ホットサンド倶楽部】主幹。TBS『マツコの知らない世界』にホットサンドブームの⽕付け⼈として出演。
著書に「未来へつなぐ⾷のバトンーー映画『100 年ごはん』が伝える農業のいま」(筑摩書房)、「こんがり!ホットサンドレシピ 100」(シンコーミュージック)ほか。



⻄井香春(⽵之御所流精進料理継承者)

16 歳で渡仏、現地で家庭料理や製菓技術を学ぶ。帰国後六本⽊でフランス家庭料理教室を主催しながら、フランス料理やハーブ関連の本を多数執筆。⽇本料理の神髄を究めるため、1993 年より三光院の住職に師事し精進料理を学ぶ。現在は、精進料理を提供するほか、料理教室や書籍で普及に努めている。 著書に「はじめてのおそうざい精進」(世界⽂化社)、「⽵之御所流 尼寺 三光院の毎⽇やさい 精進料理」(主婦の友社)ほか。2016 年、NHK テキスト「おかげさまで 10 周年!ビギナーズ カウントダウンベストレシピ」にて⾃⾝が紹介した「けんちん汁」が第1位に選ばれた。